汗かきに対する対処法や、制汗の商品情報をお届けします。

脇汗の手術費用と保険適用について。手術後の後遺症など気になるポイント

汗は女性にとっては大敵です。
臭いや化粧崩れが気になったり、脇汗に至っては服にシミができてしまうのが気になるなど、できればかきたくないものです。

多汗症とは

汗はできるならば出てこないでほしいものですが、私たちが生きる上で必要なものでもあります。実際に汗は体温調節をする役目があるので、汗が全くでないというのは体の健康に関わります。

でも、体温調節とは関係なく、緊張した時などの精神性発汗が大量に起きる多汗症という病気があります多汗症で特に多いのが、手のひらや脇、顔などに多く、体からはあまり出ない特徴があります。

多汗症は治せるの?

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精神性発汗の場合は汗が大量に出ることで、さらに緊張して余計に汗が出るという悪循環に陥ることがあります。その原因は交感神経が過敏であることが多いのですが、その他にもホルモンバランスの乱れや甲状腺機能の異常によるものも考えられます。

一般的的な多汗症の場合、医師により症状が認められた場合は保険診療で治療することができ、症状が酷い場合には手術が適用されることもあります。

多汗症の手術とは

多汗症の手術は多くの場合はETSと呼ばれる術法がとられます。
これは、胸部交感神経遮断手術と呼ばれ、胸から脇の間にある交感神経を切断して汗を止めるというものです。
時間としては10分ほど、費用は保険適用で10万円前後です。

この術法は脇汗を止めるには有効なのですが、後遺症として代償性発汗が起きることがあります。代償性発汗とは、脇汗を止めた代わりに別の場所で大量に発汗してしまうことで、多くの場合は胸から下の部分で大量発汗が起こります。

ただし、後遺症については実際の術後になってみないと予想できず、代償性発汗が起きる可能性は低くはないのですが、その汗量が人によって大きな差があり、ほぼ気にならない人もいれば大量の代償性発汗が起きてしまう人もいます。

また、脇汗の多汗症については剪除法という術法も有効です。
これはワキガ手術に多く用いられる方法で、皮膚に切り込みを入れて皮膚をめくりあげ、目視で確認しながら汗腺を除去していく方法です。

臭いのでやすい汗を分泌するアポクリン腺を中心に除去されるものですが、多汗症にも効果があると言われています。こちらも医師に症状が認められれば保険適用で、両脇で5万円以内で受けることができます。

このように脇汗は手術で改善することはできますが、後遺症や再発の可能性がゼロではないのでよく考えてから受けることが大切です。

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