汗かきトーク

頭部多汗症という病気をご存知でしょうか。
局所的に汗が大量発生する病気のひとつですが、これが頭やうなじに発生する場合に頭部多汗症と呼びます。
他の場所とは違って目立つ所なので、よりストレスを強く感じやすい場所でもあります。

原因はストレスや緊張が主

他の局所性多汗症と同じように、頭部多汗症の原因もストレスな緊張とされています。
実は詳しいメカニズムは発生されていませんが、交感神経が過剰に働いてしまうことが原因とされています。

精神が原因である為、この頭部多汗症を治す方法としても、心に余裕を持ったりすることが有効であるとされています。緊張する場面では心を落ち着かせたり、また頭部の汗を必要以上に気にしないということが大事になってきます。

頭部多汗症は汗の量が違う

頭部多汗症が、他の局所性多汗症と違うのはその汗の量です。
手汗であれば手が滲む程、腋汗であっても服に染みができる程でしょう。

しかし頭部多汗症は、滝のような汗が頭から滴り、髪の毛はビショビショになってしまいます。見る人は非常に心配になるでしょうし、滴が落ちてしまう程なので書類などが汚れてしまうこともあります。多くの人に注目されやすい顔や頭である為、汗をかいていることはすぐに気付かれてしまいます。

また、皆に気付かれて注目されているという事実にストレスを感じて、より一層多くの汗をかいてしまうという悪循環に陥ってしまいます。その為、ストレスもより強くなってしまい、精神面の改善というものが難しくなってしまいます。

半側発汗が即効性のある方法

手汗の場合には、手術をすることで物理的に汗を発生させないということが可能です。
しかし頭部の場合にはそのようなことができません。

また制汗剤などを利用するという考えもありますが、他の部位とは違って、頭皮はデリケートですし、また髪の毛が傷んでしまうこともあります。
自分の判断で制汗剤を利用するのは危険です。

すぐに試せる有効な方法としては「半側発汗」というものがあります。
人間の身体は、強く圧迫すると、圧迫した箇所の汗の量が減り、反対側の汗の量が増えるという性質があります。
これを利用して、胸の上を強く縛ると、顔や頭の汗を抑えることが可能になります。

頭の汗をどうにかすぐに止めたいと考えている人、プレゼンなどの場面の前にはこれを試してみてもいいかもしれません。
完治にはなりませんが、その場を凌ぐことは可能になるでしょう。