頭から汗が出る原因!体温調節機能の不調やホルモンバランスの乱れかも
身体はほとんど汗をかかないのに、頭から以上に汗が出て困っている人もいるのではないでしょうか。そこで、身体よりも頭から汗が出る原因について考えてみましょう。
運動不足による体温調節機能の不調によるもの?
頭から汗が出るのは脳も守るためだと言われていますが、素の多くは体温調節のために汗を出しており頭の汗もそのために出ています。
ただ、その量が半端でない場合には運動不足によって体のほかの部分の汗腺が機能を停止しているために、活発に動いている頭部の汗腺だけ活動をさせて体温調節をしていることになります。
この場合には、定期的に運動をして体の汗腺を活発化させることで頭から汗が出るのを少なくすることができるといえます。
精神的ストレスによるもの?
手や足、顔などと同じく頭部多汗症によって頭から大量に汗が出ることも考えられます。
頭部多汗症のはっきりとした原因は解明されていませんが、何らかの理由によって緊張するときに働く交感神経が優位になっていることが原因とされています。
また、汗をかいているところを周囲に見られているのではないかと人目を気にすることでストレスとなり精神的発汗となって頭からの汗がひどくなる恐れもあります。
こういった場合には医療機関で精神安定剤の投薬治療や自律神経を整える訓練することで改善することもあります。
多汗症とただの汗かきとの違いは、日常生活に支障をきたしているかあるいは頭部から大量に汗が出る状態が半年以上続いているかの違いになります。
多汗症は交感神経が過敏になりすぎて体温調節以外の目的でも大量に汗をかいてしまう症状のことなので、異常を感じたら早めに医療機関に受診するのが良いといえるでしょう。
ホルモンバランスの乱れが原因?
多汗症はストレスが原因と考えられていましたが、女性の場合になると少し話が別になります。不規則な生活や過度なダイエット、精神的ストレスなどによってホルモンバランスが乱れることで交感神経が過敏に反応してそれが頭の汗の原因となることも考えられます。
そのため、交感神経を刺激するような生活を見直して規則正しい生活を送ることが頭部から汗をかかない改善法となることもあります。
全身から汗が大量に出る場合には甲状腺機能亢進症や糖尿病、自律神経失調症などが要因となっている可能性があります。
この場合は、それぞれの病気に見合ったしかるべき治療を行なわなければ改善しないこともありますので、普通の多汗症とは違うと感じたら早めに医療機関へ行くようにしましょう。