食事をすると汗が出るのは糖尿病の可能性も。顔や頭の多量の汗には注意
糖尿病になると、食事をすることによって顔や首に汗をかくことがあります。
食事をするとすぐ汗をかくのは、代謝の良い証拠でもあり、病とは関係のないケースも多いですが、異様に汗が多くて気になる場合は、受診をしましょう。
食事中に顔や首などに汗をかくのは糖尿病の初期症状
食事中、汗をかくのは糖尿病でなくても起こりがちなことです。
特に、熱いものや辛いものを食べた時に汗が出るのは当然の生理現象です。
食事をすると汗が出るからと言って、即糖尿病であると断定することはできませんが、食事中、顔や首などに汗をかくのは、糖尿病の初期症状ですので、思い当たることがある場合は、受診しておくのが無難です。
痩せているからと言って、この病気と無縁というわけではありません。
痩せていてもこの病気にかかる人はいます。健康診断を毎年受け、血糖値に異常があった場合は速やかに受診し、ぎりぎりの数値であったら、食事をすると汗が出るなどの状態に注意を払っておきましょう。
糖尿病神経障害で発汗異常になっている可能性
この病には3大合併症と呼ばれるものがあり、眼の合併症や腎臓の合併症、そして神経障害がそれに該当します。
合併症である神経障害によって、自律神経が乱れ、異常な発汗となっている可能性がありますので、他の人と一緒に食事をして、周りもある程度汗をかいているものの、自分の汗の量が異常に多いという状況があれば、受診したぼうがいいでしょう。
食事をすると汗が出るのは、普通の人にもありがちなことですから、周囲と比較して汗の量が異常かどうかを判断することが大事です。
食事中でも食後でもなく、暑くもないのに発汗があったら
食事中や食後に汗が出るのは一般的な現象ですが、それ以外の場面で、暑くもないのに大量の汗をかく場合は、なんらかの異常がある可能性があります。
糖尿の初期症状である場合も考えられますので、速やかに受診するのが望ましいでしょう。
この病は全身に悪影響を及ぼし、目や腎臓の合併症を起こした場合は非常に困難な状況となります。早期発見して生活習慣の見直しなどをして対策を講じ、悪化させないことが大事です。
この病は増え続けており、予備軍も相当な数にのぼります。
健康診断では常に数値に気をつけ、基準値を超えないように節制する必要があります。
遺伝性の場合は別ですが、生活習慣病である場合がほとんどですので、日々の努力が大きく影響します。防ごうと思えば防げる病気です。