汗を抑える「ツボ」はどこ?どこでも簡単にできる汗予防
単に暑さが原因で汗が止まらないのであれば、それは体温を下げて体がオーバーヒートしないようにしているので、体が正常に機能を果たしていると言えます。
そうではなくて、ストレスが原因で急に汗をかいたり、止まらなくなったり、という多汗症が原因の汗もあります。
ここでは、多汗症で悩んでいる人のために、抑えるのに効果的なツボを紹介します。
指やペンなどがあれば押すことができるので、その場で対処できます。
自律神経の乱れを抑える
プレッシャーや緊張、興奮などが原因で多汗症担っている場合には、自律神経を整えるツボを押すと良いです。
ストレスを受けた時には交感神経と副交感神経のスイッチの切り替えがうまくいかなくなります。
逆に言えば、スイッチの切り替えを元に戻してあげれば、自律神経の乱れによる多汗症なども防げる可能性があるということになります。
この時刺激すると良いのが、手首にあるツボの「内関(ないかん)」です。
自律神経のバランスを回復して、心を安定させる効果があります。
見つけ方は、手首の内側の横ジワの中央から、指2本分ひじの方へ離れた所にあります。
ここを手首をつかむようにして親指を当てて、息を吐きながらゆっくり押す、息を吸いながらゆっくり力を弱める感じで押します。
左右手首で6~8回が目安です。
脳をリラックスさせる
脳が興奮状態にあると、汗が吹き出てしまうことがあります。
この時刺激すると良いのが、背中にある「身柱(しんちゅう)」というツボです。
頭を前にかしげた時に出てくる骨(第七頸椎)から3つ下にある骨の突起(第三胸椎)の下の凹んだ部分にあります。
手を背中に回して、中指を当てて、息を吐きながらゆっくり押し、息を吸いながらゆっくり力を緩めます。
目安は6~8回で、一気に強く押さずに徐々に力を加えていく感じで押すと良いです。
背中にあるのでやや押しづらいですが、その場合には道具を使ったり、誰かに押してもらうと良いでしょう。
正常に腕が回る人ならば、自分で押すことが可能です。
イライラや不安を抑える
精神を安定させるのに有効なのが、手首の甲側にある「陽池(ようち)」というツボです。
手首を甲側へ反らした時にできる、太い横ジワの左右中央にあります。
手首をつかむようにして親指の先を当てて、息を吐きながらゆっくり押し、息を吸いながらゆっくりと力を弱めます。
やや強めに、ずーんと響くくらいの強さの刺激が効果的です。
目安は左右6~8回くらいです。