顔汗や頭汗を止める薬って安全?【タイプ別の効果と副作用について】
顔や頭の汗はスキンケアをしておいたり、代謝をよくする方法などが一般的ですが、薬の力で抑えるという方法もあります。こうした薬にはいくつか種類があります。
各タイプについて
一つ目が神経を遮断するタイプです。
汗の分泌に関連する神経伝達物質を抑えることができます。
二つ目が、精神をリラックスさせる作用があるタイプです。
これは精神安定剤とも呼ばれています。
三つ目が、漢方薬です。
これは漢方を処方してくれる病院などで用いられています。
副作用の事
ここで問題となるのが副作用です。神経を遮断するタイプの場合、汗だけではなく体のさまざまな部分に作用することもあります。ですので、もしも汗を止めることができたとしても別の症状を引き起こす可能性も指摘されています。
副作用としては、喉の渇き・目がかすんでくること・尿が出にくくなってしまうことなどが報告されています。
ですので、神経を遮断する作用がある商品を購入するのはあまり勧められる方法とはいえない面があります。
精神をリラックスさせる作用があるタイプの場合も確かに汗を止めるのには貢献してくれるのですが、こちらも副作用があります。またあくまで精神をリラックスさせることが目的なのであって汗を直接出にくくさせるという作用については期待できないことを留意しておきます。
漢方薬については、副作用があまり出ませんのでこちらについては使用が効果的に作用することが多いです。安全性を追求するのであれば、漢方を利用するのがおすすめといえます。
ただし漢方はある程度長い期間継続的に摂り入れる事で少しずつ体質を改善することができるという性質をもちます。
長期的に取り組むのであればおすすめですが、即効性についてはあまり期待せず別の方法と組み合わせるなどをしておいたほうが良いと言えるでしょう。
メリットとデメリットとがある
このように、薬による解決方法についてはそれぞれの方法に一長一短が存在します。自分のライフスタイルに合わせた対策法を考えておくようにすることが問題解決の近道といえます。医師などと相談して決めるようにします。
場合によっては、根本的な解決として手術も選択肢の一つといえます。ただ、顔や頭の汗についてはあまりポピュラーな方法とはいえない面もあります。
これは、仮に顔や頭の汗を止めることができたとしても別の部分から分泌してしまう可能性があるためです。あくまで薬による治療や体質の改善をメインとしておき最終手段として手術を用いるという考え方を医師が持っていることが多いです。