食事をすると汗が出る!?原因と対処法についてご紹介します!
普段はそれほどでもないのに食事をすると汗をかいてしまうということはないでしょうか。大勢の人たちと一緒に食事をしたり、かしこまった場所で食事をするときなど困ってしまいます。そんなとき何か対処法はないのでしょうか。
食事後に汗をかく理由
辛いものや暑いものを食べたりしたときに、汗が出るのは誰もが経験することです。また食事をすると栄養分を燃焼させてエネルギーを取りこむので、その時に体の代謝が上がり血流もよくなるので体が熱くなったり汗をかきやすくなったりするものです。
しかしその汗が異常に多い場合は「味覚性多汗症」ということも考えられます。辛いものや酸味の強いものを食べた時に鼻や頭に汗をかくのは通常の生理現象ですが、「味覚性多汗症」は味覚神経への刺激が強いために異常なほどたくさんの汗をかきます。
また更年期症状の一つとして食事をすると顔や頭に大汗をかくということもあります。
更年期には「ホットフラッシュ」という症状があり急に顔がほてってきて汗をかいたと思ったら次は寒くなってくるという自律神経症状が現れるのです。それが食事中に出てしまうこともあるのです。
緊張による精神的発汗で悪循環に!
味覚性多汗症でも更年期症状が原因だとしても、人前だと頭の汗を抑えるためにタオルでしきりにふき取ったり、緊張したりしてしまうこともあります。
その緊張感がトラウマになって「また頭に大汗をかいたらどうしよう」という気持ちが「精神的発汗」という症状を招き、食事のたびに大汗をかいてしまうという悪循環になってしまいます。
頭の汗を抑える方法
このような予期不安や緊張感が食事の時の大汗の原因となってしまうので、頭の汗を抑える方法は簡単です。「食事をすると汗をかくのは当たり前」と開き直ることです。
とはいえいったん生まれてしまったトラウマをそう簡単に治すことはできません。
そこでメンタルな部分以外での改善方法をいくつか挙げてみましょう。
ひとつめは漢方薬です。
汗かきに効果的な漢方があるので漢方薬店で薬剤師に相談してみましょう。
二つ目はツボを刺激するものです。
手のひらの真ん中にある「労宮」は自律神経の働きを整えます。また足の内側くるぶしから指2本分上に「復溜」というツボがあり多汗やストレスに対して効果があります。脇野下にも汗を止めるツボがあるのでこれらのツボを刺激してみるとよいでしょう。
これらのが簡単に汗を改善する方法ですが、それでも食事中の頭の汗を抑えることができない時には心療内科などの医師に診察を受けるという方法もあります。
また糖尿病の場合に食べたら汗をかくという症状もあるので、糖尿病ではないかの確認も必要になります。