精神的多汗症の症状とは。病院へ行くなら皮膚科か心療内科か?
特に暑いわけでもないのに、たくさん汗をかいてしまうことはありませんか。
緊張してしまうことで大量の汗をかいてしまうことがあります。
緊張しなければ、そこまで汗をたくさんかかないのにって思ったことがありませんか。
いつも緊張すると汗をかくので何とかしたいと思っている人も多いでしょう。
精神的多汗症の症状について知ろう
緊張すると、必ず大量の汗を描いてしまうのは、精神的多汗症です。
緊張だけではなく、強い不安を抱えている時にも汗をたくさんかいてしまいます。
緊張や不安を感じるたびに汗をたくさんかいてしまうことで、汗をかくことに対して恐怖心が強くなってしまい、より一層汗がたくさん出てしまうという悪循環に陥ることも珍しくはありません。
これは、強いストレスを感じることで、交感神経が優位になるために、汗腺の働きが活発になってしまいます。ただし、詳しいメカニズムはまだ解明されていません。
いろいろな治療法が考えられる
精神的多汗症の症状に当てはまると思ったら、治療してみませんか。治療法はいくつかあります。人気があるのはボトックス注射です。気になるところに注射するだけで汗を止めることができるからです。効果は数か月程度持続します。
制汗剤を使う方法もあります。
制汗剤と言っても市販されているものとは違い、医療用なので強力な効果があります。顔用もありますし、手や足に使えるものもあるので、自分の症状に合わせて処方してもらえます。
どこの科へ行けば良いのか
普通の多汗症であれば、皮膚科を受診することが一般的です。
ただし、精神的多汗症の場合は本当に皮膚科で良いのか不安になるかもしれません。
まずは、皮膚科を受診してみてください。
自分で判断するよりも、医師に判断してもらったほうが良いからです。
皮膚科では、多汗症の検査を行っています。
その検査の結果で精神的な原因が考えられると判断されれば、必要に応じて心療内科を紹介してもらうこともあります。だから、まずは皮膚科を受診したほうが良いです。
あまり重症ではない場合は、皮膚科だけで精神的多汗症を治療することができるでしょう。
ボトックス注射などを受けることで症状が緩和することもあります。
それでも改善しない場合は、心療内科で治療しましょう。精神的なところを治すことができれば、症状がかなり改善されるはずです。
自分で精神的多汗症だとわかっていても最初は皮膚科へ行きましょう。
そこでよく相談して下さい。