精神性発汗の治療~病院に行く前に自分でできる対処方法を試してみる
汗のかき方には様々な種類がありますが、精神性発汗は緊張や興奮を理由とした特殊な汗のかき方です。精神性発汗は手や腋など局所的に発汗するのが特徴で、プレゼン前の緊張する場面で腋がビショビショになってしまうなどの悩みが多いです。
中には汗を多くかいてしまうこと自体がストレスで、更に発汗してしまうという悪循環のケースもあります。
しかし精神性発汗の原因は自分の心です。
その為、何も病院に行って治療せずとも、自分自身で治療できる場合もあるのです。
心に余裕を持つ
緊張や興奮、あるいは不安といった心的要因によって発汗してしまうわけですから、それらの感情を持たないようにすれば解決します。
とは言えそう簡単に改善できるものではないでしょうが、自分の考え方次第で治せるということを知っているだけでも違います。
薬や手術など、具体的な治療を施さないといけないわけではありません。
自分が緊張や不安に陥っているのが原因ならば、考え方を変えて心に余裕を持ってみましょう。「汗くらいかいたってどうってことない」と開き直ってみたり、事前に相手に自分は緊張すると汗をかきやすいと伝えてみたりすると効果的です。
人の心はすぐには変わるものではありませんので、精神性発汗の改善は長期戦となるでしょう。ですので、意識を変えてみてすぐに効果が出ずに「やっぱり駄目だ」と思わずに、ゆっくりと治していくことを心掛けましょう。
徐々に意識を変えていき、必要以上に気にしなくなれば、自然と発汗も抑えられるでしょう。
制汗剤を利用する
自分で行える対策として、制汗剤を利用するというのは肝です。
まさしく汗を抑える為に開発された物ですので、効果は抜群でしょう。
また、「汗を抑える為の対策を施している」という事実が、自身に安心感をもたらすことも大事です。「対策を施しているのだから、汗をかかないはずだ」と自分に言い聞かせることで、本当に汗をかかなくなることもあります。
精神性発汗には、不安を取り除くのが一番です。
汗わきパッドを利用する
制汗剤と同じくグッズを使った対策法ですが、こちらは「汗をかいても大丈夫」と思わせる物です。精神性発汗の何がストレスになるかと言えば、自分が大量の汗をかいていることを周囲に人間に気付かれるのではないか、と思うことです。
汗わきパッドならば、自分の発汗が周囲に気付かれる不安が軽減されます。
それによって発汗の量自体も抑えることが期待できます。