夏になる前に知っておきたい!多汗症を治す方法とは?
多汗症の原因は諸説があるため確定していませんが、自律神経の交感神経が刺激されやすい傾向があると言われています。
治す方法を知ることで夏を乗り切ります。
日常生活で多汗症を治す方法
多汗症は、食生活を見直すことで和らげることができる可能性があります。
多汗症を改善させるには、日本食が理想とされ、具体的には豆腐や納豆、豆乳などの大豆製品です。大豆製品にはイソフラボンが含まれており、この成分には汗をかく症状などを抑えてくれる働きが期待できます。また、女性ホルモンにも働きかけが期待できるため、女性には一石二鳥の食材です。
反対に肉料理ばかりを食べていると体温が上がり発汗が促されやすくなります。
夏場など汗が出やすい時期は特に肉食を控えた方が良い場合もあります。
水分を摂ると汗が出ると思い水分を控える人も居ますが、度が過ぎると逆効果になります。夏などの暑い時期は熱中症になどを引き起こすこともあり身体に負担がかかってしまいます。
ツボを押す
人間の体にはいくつものツボがあり、対象の場所を刺激することでいろいろな症状に対して効果が期待できます。ツボの刺激法は、即効性は薄いですが、デメリットがほぼなく、気づいた時に簡単に押すことができます。
汗を止める働きのあるツボは手のひらにあります。陰郄とよばれる手のひらを上側にした時に小指側の手首の付け根から肘の方向に1.5センチほどの場所です。身体の余分な熱をとる働きがあります。
身体の水分量を調整して熱を調整するツボは合谷とよばれ、人差し指と親指の骨が合流する場所からやや人差し指よりにあるくぼみにあります。
病院で多汗症を治す方法
日常生活を見なおしたりツボを押しても症状が和らがない場合には、病院を受診します。
皮膚科を受診することが多いですが、形成外科や麻酔科、内科などで診療することもあります。一般的には、塗り薬などから治療を行い、ボツリヌス療法などを受けます。
塗り薬は、軽度な人や初期の人が対象とされ、毎日のように継続する事になります。
塗り薬は、使える場所は限られていますが、簡単にでき、健康保険も適用されるため、安価でできる治療法のひとつです。ボツリヌス療法は、ボツリヌス菌が創りだす毒素タンパク質を注射することでその周辺の汗腺からの発汗を抑える効果が期待できます。
これらの副作用や身体の負担が少ない方法でも改善できない場合は、手術や他の治療法を検討することになります。