汗止めには薬で対策!制汗剤から飲み薬まで、汗が止まる方法を紹介
汗止めが必要な場合、一般的には市販の制汗剤が選ばれますし、臭いを抑える目的と合わせて使われています。制汗剤が有効なのは、軽度の発汗状態に限られるので、市販の製品の効果には限界があるといえます。
一方、皮膚科等で処方される塗り薬は、汗止め専用に開発されていますから、大部分の悩みはこれで解決する可能性があります。ただ、痒みやツッパリ感といった副作用があるので、薬も万能ではなく使い所が限られると考えられます。
しかし、汗止め目的で試す価値はあるので、まずは薬を塗って効果を見極めたり、それでも駄目なら他の選択肢に進むことが出来ます。
汗止めの基本は塗って使う制汗剤
皮膚科の塗り薬は、乾かした患部に塗って使う方式で、毎晩厚く塗布してから眠れば、翌朝には汗止め効果が発揮されます。
注意点としては、衣服につくと脱色する恐れがあるので、治療中は手袋や靴下を着用することが必要になります。脇の治療も行えますが、脇に使う場合はのであれば、傷んでも良い下着を身につけることがおすすめです。
翌朝起床した後は、流水や石鹸で念入りに洗い流し、成分を皮膚に残さない注意をするだけで済みます。
ツボや腹式呼吸は効果を高める補助になる
発汗には、神経の興奮や緊張も影響しているので、副交感神経優位の時間を増やすことが汗止めの鍵になり得ます。
親指と人差指の間は、適度に押すと痛くて気持ち良い部分で、リラックス効果が高められるツボの一つです。頭の天辺であったり、首のつけ根の圧迫も副交感神経を優位に導くので、好みのつぼを見つけると、汗止めの補助的な効果を得る切っ掛けになります。
腹式呼吸は、息を吸うよりも吐くことに比重を置く呼吸法で、長く吐き続けられるようになれば、呼吸で汗の出方を抑えることが可能になります。
緊張する時は飲み薬が汗止めの有効な選択
普段の汗は我慢出来る程度でも、人前に立ったり緊張感で汗が止まらなくなる場合は、飲んで症状が抑えられる薬もあります。
使い方は汗をかく2時間程前に、適量を水で飲むだけと簡単ですから、緊張する時間が分かっている場合に大変役立ちます。服用上の注意は、空腹時でなければ効果は現れにくく、飲食を行うと効き目が薄まる点にあります。
周囲の温度が高かったり、高湿度で汗が発散されない時も、効果は弱まる傾向にあることが短所です。欠点はありますが、準備や後片付け等の面倒な手間が不要であったり、効き始めると効果は持続するので、悩みと忙しさがある人の価値になる治療法です。