汗かきに対する対処法や、制汗の商品情報をお届けします。

汗を抑える薬って安全?【種類別の効果と副作用について】

汗をかいてしまうことは体温調節をしている以上仕方のないことです。
しかし、運動をしているわけでも暑いわけでもないのにかいてしまうという場合には、多汗症という病気であることも考えられます。

汗が出る原因

ストレスや不安、緊張などをすると交感神経が敏感になり汗がでます。
リラックスしていても出てしまうというヒトは交感神経が敏感になっているため多量に汗が出る多汗症の症状が出てしまいます。

また、更年期障害という可能性もあります。ホルモンが減少することによって起こったり、甲状腺機能亢進症という病気も基礎代謝が異常に高まってしまい、全身から出てきてしまうというケースも考えられるのです。

さまざまな症状が考えられるので、おかしいと感じた場合には一度病院を受診することをおすすめします。

抑えることのできる薬

8eb750f86b8ec4f26f73a1e1ebff1df6_s[1]

抑えることのできる薬もあります。
抑えるのに効果的な成分としては塩化アルミニウムがあげられます。この成分を含んだ市販品のデオドラント製品も販売されており、寝る前に使用して抑えることができますが、副作用として刺激性皮膚炎が起こる可能性もあるため肌が弱い場合には濃度を薄めてから使用することが良いとされています。

病院で処方されるものには飲み薬もあります。
プロバンサイン錠と呼ばれる薬で、主な作用は内臓の平滑筋の痙攣や胃酸の分泌を抑える働きをしますが、消化器官系臓器の働きを強めるアセチルコリンの働きも抑制します。

アセチルコリンは汗腺を刺激して分泌させる物質であるため抑制することで、分泌させないようにします。副作用として口の乾きや便秘などの症状が出ることもあるため注意が必要です。

グランダキシンは自律神経を整えます。自律神経を整えることで交感神経も整えることができるようになります。副作用としてめまいや眠気、便秘などがあるとされています。

対策方法について

どんなに効果的であろうと薬は副作用が出てしまう可能性があります。無理矢理汗を止めてしまうと、体温が下げられずに熱中症を引き起こしてしまうことも考えられます。

また、飲み薬も病院で処方してもらうことができますが、元々の使用は抑制するためのものではないため処方してもらえないということもあります。

このようなことから、無理に止めるのではなく冷却ジェルシートや冷たいペットボトルを体の効果的な部分に当てて血管を冷やして体温を下げたり、ツボを押す、自律神経を整えるために生活習慣を整えるなどの工夫をすることも大切です。

関連記事