緊張が原因の汗を抑える方法
気温が高かったり運動している分けでもないのに通常よりも多量にに汗が出てしまう多汗症。
原因は詳しく解明されていないのが現状ですが、緊張やストレスなどが大きく関わることが分かっています。
多汗症の原因
多汗症の原因の多くは精神的なストレスや緊張、失敗してはいけないなどの不安があると多量の汗が出てきてしまうことが多いのですが、自宅でリラックス状態であっても多量の汗が出てしまったり、朝目が覚めたばかりなのに汗をかき始めるケースなどの症状があります。
緊張したから汗が出ると考えられてきましたが、具体的にはストレスなどを感じることで交感神経が働きますが、この交感神経が過度に敏感になることで多量の汗が出てくると考えられています。
また、代謝異常や内部分泌異常、循環器や中枢神経の疾患がある場合などに汗が多量に出てしまうこともあります。
緊張による汗を抑えるには
緊張が原因で出る汗を抑えるには、具体的な治療方法は存在していないのが現状です。
緊張による汗は顔に多く出ます。
一時しのぎの対処方法で汗の量をある程度なら汗を抑えることができるようになっているため、すぐに顔の汗を改善したいときなどに有効です。
やり方としては、首の後ろを冷やすことと汗に効くツボを押すことになります。
汗に効果的なつぼとしては、握りこぶしを作ったときに、小指の付け根部分にできる凸部分と手首の凹む部分を押すと良いとされています。
首の後ろには太い血管が通っており、保冷剤や冷えたペットボトル、濡らしたハンカチなどで冷やすことで血液を冷やして体温を下げることで汗を抑えます。
対処方法について
一時的な方法ではなく汗を抑える方法にもさまざまなものがあります。
ホルモンバランスの崩れも交感神経の乱れに繋がってしまため、ホルモンバランスを整えるようにし、汗をかきやすくなる辛いものや熱いものを過剰に摂取し過ぎない、肥満も汗をかきやすくなるため運動を行なって肥満にならないようにする、タバコやコーヒーなどに含まれるニコチンやカフェインも交感神経を刺激してしまうため過剰に摂取しないようにすることなどが大切です。
また、糖尿病や急性リュウマチ、結核や生殖器障害など精神ではなく肉体的な問題で引き起こされることもあるため、ただ汗が出るだけだからと放置しないできちんと病院にいって検査することも重要となります。
一言で多汗症といってもさまざまな原因が考えられるため、自己判断せず医師の診察で原因を探ってから原因に合わせて改善していくことをおすすめします。