首から上の汗の原因!顔や頭にだけ大量の汗をかくなら要注意
暑い時汗をかくのは当たり前の話です。全身がじっとりと湿り気を帯びることは誰もが日常的に経験します。緊張した時に額や脇の下に汗をかくことがあります。精神的な緊張によるもので、これも珍しいことではありません。
しかし、首から上だけ異常にかく場合は注意が必要です。
それは局所性多汗症と呼ばれる症状かもしれません。
ストレスなどによる交感神経の働き
首から上だけ湿り気がたっぷりある状態は、見た目にも良くないですし、化粧崩れも気になります。なぜこのようなことが起きるか、まずは原因を突き止めることが大事です。
過度なストレスが日常的にかかると、リラックス状態を作る副交感神経よりも緊張状態を作る交感神経が優位に立ちます。交感神経は発汗のコントロールをしているので、過剰に働くと部分的に湿度が高い状態を作り出してしまうことがあるのです。
生活習慣の乱れによる交感神経の過剰な働き
ストレスの他にも、生活習慣が乱れることによっても交感神経と副交感神経のバランスは崩れます。睡眠時間が十分に確保できず疲労が蓄積されたり、運動不足で体に老廃物が溜まったりすると交感神経が優位になりがちです。
食習慣も大事で、偏ったものばかりを食べていると内臓が弱ったり過度な負担がかかることで調子を崩すこともあります。
こういった習慣により、少しずつ自律神経も乱れていきます。
そして、首から上ばかり汗を大量にかくという事態に繋がってしまうのです。
改善するにはどうすれば良いでしょうか。
改善するための方法
首から上ばかりいつも濡れている状態は女性にとっては特に深刻な悩みです。
それを改善したり防ぐには、ストレス解消と生活習慣の見直しが必要です。
ストレス社会の現代において、ストレスを感じずに暮らすのはほぼ不可能と言えます。
大切なのはストレスを溜めにくくすること、解消する方法を自分で見つけることです。
ストレス解消の仕方は人それぞれです。
仲間と騒いで解消するタイプの人もいれば、自分の部屋で音楽を聴くことが何よりのリフレッシュ方法という人もいます。
この方法を多く持っている人は精神的に健康です。一見遠回りの方法に思えるかもしれませんが、最も成果が出やすいアプローチだと知りましょう。
生活習慣の改善も有効です。
睡眠時間をたっぷりとり、できれば毎日7時間から8時間確保したいところです。
暴飲暴食も避け、お酒も適量を守りましょう。
運動をすることも大事です。
長く継続できるウォーキングやジョギング、水泳などがお勧めです。
全身運動をじっくりすることで発汗機能も正常に作用するようになり、首から上だけ、という状態を避けられるようになります。