多汗症治療は保険適用される?手術方法、費用や持続期間について
多汗症は読んで字のごとく、多くの汗をかく症状であり、手の平を初め、足の裏や脇下、顔、頭部、そして体全体といった具合に症状も様々であり、手の平に非常な量の汗が出て来る症状の事を手の平多汗症と呼びます。
全身に異常な量の汗が出て来る症状の事を全身多汗症と言った具合に、幾つかのタイプが在るのが特徴です。
多汗症治療はエクリン腺からの汗コントロールする方法で行う
多汗症の汗は皮膚の比較的浅い部分にあるエクリン腺と呼ばれている汗腺組織から分泌される汗が原因であり、エクリン腺事態を除去する手術による多汗症治療も在れば、軽度の症状の場合などではボトックス注射を利用した多汗症治療も在ります。
手術により多汗症治療は病院により保険適用となりますが、保険適用となるのは日常生活の中で支障を来すと言った場合であり、必ずしも保険適用になるわけではありません。
また、多汗症には幾つかのパターンが在るのが特徴で、脇下の場合では手術で治療が可能になっても、顔や額といった部分は手術を行えば傷跡が残るなどの理由からも、他の方法で治療を行う事になります。
部位毎に多汗症の改善方法は異なる
手の平に多くの汗を放出させる症状を手の平多汗症と呼びますが、一般的に手の平に汗をかくと言うのは緊張をしている時などに多くみられるのが特徴です。
しかし、重度の症状の場合は緊張状態ではない時やストレスを感じていない場合でも、手の平の汗が滴り落ちてしまう程の量が放出される事になるなど、日常生活に支障を来す可能性が在り、手術による多汗症治療では病院によっては保険適用という形で治療を受ける事が出来ます。
多汗症の改善方法や持続期間について
手術による多汗症治療はエクリン腺の除去により再発が起こり難くなりますが、手術が出来ない部分についてはボトックス注射や塩化アルミニウム外用薬といった医薬品を利用して治療を行う事になります。
ボトックス注射のボトックスは筋肉を緊張の状態にすることでエクリン腺からの分泌される汗をコントロールし、汗を放出させないようにする方法です。
一般的には半年前後の持続期間であり、再びボトックス注射の施術を受ける事で効果を継続させることが出来るようになります。
塩化アルミニウム外用薬は、汗が多く出て来る箇所に塗布するもので、日中は汗で流れてしまうため就寝前に塗る事で翌日1日に程度の持続効果を得られるといった、多汗症治療の標準薬になります。