手汗でお悩みの方へ!病院での診察をおすすめする理由とは?
手汗で悩んでいる人は意外と多いものです。しかし、ほとんどの人がそれを周囲には話しませんので、自分だけが抱えている悩みだと思いがちです。
周囲の人が話さなければ悩みを共有する相手がいませんので、解決法も分からないままずっと悩み続けてしまうことも少なくありません。精神的なストレスが症状を悪化させる可能性も高いので、悩んでいるなら病院を受診してみることが大切です。
初めて診察を受ける場合には皮膚科へ
手汗で初めて診察を受ける場合には、皮膚科を受診します。
手汗といっても、精神的なものが原因となっているケースと身体的な部分に原因があるケースとに分かれますので、まずはどちらに該当するのかを調べてもらう必要があります。
多くの人が該当する身体的な特徴として、手の平にエクリン腺が多いということが挙げられます。診察を受ければエクリン腺が多いかどうかも分かりますし、汗腺に問題がなければ別の原因を探ることになります。手汗をコントロールしていくには、原因を探ることが大切です。
皮膚科で分かること
病院に行くと、遺伝的な要因によって手汗が出ているのか、身体的な問題が関係しているのか、精神的なストレスが関わっているのかを問診や検査を行って調べていきます。
万が一、病気によって引き起こされていたり服用している薬が影響していると判断されれば、あとは内科にかかることになります。皮膚科専門の病院に行ってしまうと、また別の病院にかからなくてはならなくなりますので、最初から総合病院に通った方が安心です。
最近では、精神的なストレスを抱えていて、それが手汗を引き起こしているケースも増えています。中には、病院に行ったという事実が症状を改善させることもあり、悩みを誰かに打ち明けたり共有したりすることで安定する可能性もあります。
原因の切り分けは自分では困難
病気が関係しているのか、精神的な面に起因しているのか、あるいは遺伝的な要素が強くて症状が引き起こされているのかを判断することは、自分ではできません。
ですから、原因を知って適切なケアを行うためにも診察を受けることは重要です。
皮膚科では制汗剤の使用や交感神経の働きを抑制する効果のある薬の服用を勧められます。その他、生活習慣を整えたり、食事内容を見直すことも指導されますので、色々な面からアプローチすることができます。
あまりにもひどい症状の時には手術を行うという選択肢もありますが、ほとんどは投薬や生活習慣の改善で良くなります。