リラックスするのがポイント?手に汗をかく原因と対処法
暑くなると汗をかく、というのは当然のことですが、そのなかでも手に汗をかくというのは意外に気になるものです。
誰かとコミュニケーションをとるために握手をしたり、手をつないだりするときに、もし汗をかいていると相手に不快感を与えかねません。
手は他の人と触れ合う機会が多い部位なので、手に汗をかくということをどうにか解消したいと思う方もいるでしょう。
ではその原因は?解消法は?
次からその点を紹介していきます。
原因1「温熱性」からの発汗
大きく分けてふたつあります。
ひとつは「温熱性による発汗」です。
これは一番良く知られていることで、当たり前のことなのですが、病気をして体温が平熱よりも上昇しているとき、または運動をしていて体温が上がっているときです。
このとき、人間の体は体温を平熱に戻そうと働くため、熱を体外へ発散させようと汗をかきます。
原因2「精神性」からの発汗
もうひとつは「精神性による発汗」です。
人は、誰かの前で発表したり何かを行うときにプレッシャーを感じたりして極度の緊張状態になったり、興奮したりします。
そんなときにも体だけでなく、手に汗をかきます。
基本的にはこのふたつで、そのどちらにも該当しないのに頻繁に大量の汗をかく、というときはもしかしたら自律神経に障害が起こっていて、発汗のコントロールがうまく出来てないという場合もあります。
こんなときは、ただの手汗というわけではないので、病院での受診をオススメします。
手に汗をかいてしまいそう・・・対処法は?
原因である「温熱性」場合は、体全身にも大量の汗をかいていますし、はたから見ても何も不思議なことはないので、特に気にすることはないでしょう。
問題は「精神性」の場合です、これはズバリ「リラックス」がポイントとなります。
極度の緊張や興奮状態から手に汗をかくということからみても、リラックスすることはとても重要なことなのです。
何かを行う前、誰かと会う前など、これは緊張しそうだ・・・という状況になることがあらかじめわかっているときは、大きく深呼吸をして体内に酸素を取り込む、軽く首や肩をまわしてストレッチをしてみる、好きなお茶を飲む、音楽を聴く・・・など、リラックスできそうなことを試してみる良いでしょう。
他に簡単にできることとして「ツボ押し」もあります。
手の人差し指と親指の骨の合流するところを、ゆっくりグーッと押してみましょう。
痛くなりすぎないように、ほどよく気持ち良いところで止めて・・・を5秒間隔くらいで繰り返します。
このツボは「合谷(ごうこく)」といい、体調不良に効く万能のツボといわれています。
加えて、リラックス効果もあります。
手に汗をかくというのは、コンプレックスにもなりかねません。
困ることもあるでしょうが、リラックスを心がけ、上手に付き合って楽しい毎日を暮らしたいですね。