汗かきトーク

手掌多汗症は手の平に大量の汗をかく症状で、電車のつり革や手すりに掴まる事が不安に感じてしまうなど、予期不安と言う症状により多くの汗をかいてしまうなど、症状が重度なものとなった場合、生活に支障を来すケースもあるといいます。

デートの時など手を繋ぐことで緊張から手の平に汗をじんわりとかきはじめ、これを相手に知られてしまうのが怖いと言う理由から恐怖心も生じてしまうなど、精神的な不安を抱くのも手掌多汗症の特徴です。

手掌多汗症の主な症状について

主な症状は手の平に汗をかくと言う事になりますが、ストレスを感じた時などに発症するケースが多く在りますが、重度の症状の場合はストレスなどに関係なく大量の汗をかくのが特徴です。

基本的に一年中汗をかくのが特徴ですが、湿度が高い時期などの場合症状が悪化してしまう事も在りますが、睡眠中は大脳皮質の活動が低下する事からも汗をかかないと言った特徴も在ります。

手掌多汗症の症状を持つと日常生活で困る事も多くなる

手掌多汗症は手の平と言った部分からの汗になるため、手を使う仕事をされている場合には支障を来すことになります。
例えば、車の運転をしている場合など、ハンドルを握る手が濡れてしまい、ハンドル操作中に滑ると言う事も起こり得るわけです。

また、手の平の汗により機械操作などを仕事にされている場合など、操作を誤ってしまう事もあるなど、車や機械操作などにおいて危険な状態になる事も在ります。

代表的な医薬品について

多汗症の治療の中でも標準的な医薬品が塩化アルミニウム溶液です。
塩化アルミニウム溶液は塩化アルミニウムの水溶液を塗布する事で約1日の持続効果を得られるというもので、基本的には就寝前に塗る事で翌日一日は手の平からの汗を予防することが出来るというもので、就寝中は布手袋やゴム手袋と言ったものを利用して密閉することで治療効果を高められると言われています。

因みに、塩化アルミニウム溶液は脇の下の汗と手の平の多汗症に効果を持つと言われており、副作用についても少ないと言われていますし、この薬は臨床試験などにおいての報告や症例数が多いなどからも、掌多汗症の症状を抑えるのに最適とも言われているわけです。

但し、塩化アルミニウム溶液はかぶれや痒みなどの副作用が長期間使用により生じると言われており、この場合は皮膚科での手の平の疾患の治療を受ける事で症状を和らげることが出来るので安心です。