汗かきトーク

手汗は緊張するとさらに多く出てきて困ってしまいます。
生活に支障があることもありコンプレックスになっていることも少なくありません。

なぜ汗をかくのか？

手の汗をかく原因は大きくわけて３タイプがあります。
精神的なことが原因、身体的な原因、生活習慣の原因などです。

精神的な原因のひとつにストレスがあります。
手汗に悩みある人の多くはナイーブで軽いストレスも重く受け止めてしまう傾向にあり、それが手に汗をかく原因になっていることがあります。
環境の変化などで精神的に大きなストレスになると上手にやり過ごすことができず、慢性的なストレスになり手汗をかくようになります。

身体的な原因にはホルモンバランスが関わってきます。
ホルモンバランスが乱れると自律神経が乱れて手の汗の多汗症につながります。
更年期障害、妊娠、月経なども影響します。

生活習慣の乱れの多くは食事です。
熱いものや辛いものを絶え過ぎると味覚性多汗症になり、コーヒーの飲み過ぎや煙草の吸い過ぎはニコチンやカフェインなどの影響により発汗に繋がります。

手汗を治すには

手の汗を治すには、自己流の方法で対処するよりも病院を受診することです。
日常生活に支障が出るなど何かの弊害が生じるのであれば、躊躇せずに病院を受診することが悩みを早く解決する方法です。

手の汗で病院に行く場合は、皮膚科を受診します。
精神的なものが原因の場合には心療内科を受診する場合もありますが、まずは皮膚科を受診します。

治療法は、カウンセリングでネガティブな要因を取り除き、制汗剤を使用します。
この制汗剤は市販されているものとは異なります。また薬物療法もあります。
交感神経から出る物質を遮断して汗を食い止めます。

ツボで手汗を止める

ビジネスなどで握手を求められ、手に汗が出て握手を躊躇するような場合は、ツボを刺激すると汗を一時的に止める効果が期待できます。
手のひらは緊張や興奮した時に交感神経が刺激されて分泌して精神性発汗の汗が出やすいところであり、ツボを刺激して気持ちを落ち着けることも手の汗が出ないような効果が期待できる方法です。

ツボのひとつは、手のひらの真ん中にあります。
軽く握りこぶしをつくり中指の先端が触れる場所にあります。
気持ちを落ち着ける効果があり、交感神経を落ち着かせる効果があります。
５秒押して５秒離します。

手の甲の親指と人差し指の骨が合流する部分にもツボがあります。
ストレスや不安、神経の過敏などに効果が期待できます。
３から５秒押して１秒離し、３～５セット行ないます。