どうしよう!鼻の周りにに大粒の汗!【原因と対処法をご紹介します】
鼻の周りにぽつぽつと大粒の汗をかいてしまうと、見た目の様子からも恥ずかしいので、なんとかしたいもの。
今回は、鼻の頭汗を止める方法を紹介します。
なぜ汗をかくの?
汗は皮膚の表面に水分を出すことで、体の内がわにたまった熱を体外に放出して体を冷やし、体温を一定に保つはたらきをしています。
交感神経と副交感神経からなる自律神経のはたらきによってコントロールされているものですが、精神的に緊張して交感神経が活発にはたらくことによって多くの汗をかいてしまうこともあります。
また、なんらかの病気による水分の代謝異常や女性特有の生理や妊娠、更年期などの体の変化にともなってホルモンバランスが乱れることでも汗をかきやすくなります。
辛い物を食べたりカフェインやニコチンを多く摂取することでも交感神経が刺激されて多汗症をおこす原因にもなります。
鼻の頭汗は心臓のはたらきに関係している?
鼻の頭汗をよくかく人は、心臓を緩める力が強くなりすぎてしまっているといわれています。脂っこいものをよく食べたり、興奮しやすい頑張り屋さんな性格の人に見られます。
辛いものが好きで香辛料を多く摂取している人も、心臓の働きを活発にしてしまっていることがあるため、鼻の頭汗をよくかくなと感じたら、辛いものや脂っこいものを控えめにしてみましょう。
また、ゴマや玄米、そばといった消化吸収が穏やかな食品は心臓の働きを緩やかにしてくれるため、鼻の頭汗を抑えてくれる効果もあります。
汗を止めるツボがあるの?
ツボとは体全体に張り巡らされた神経がつながる節目の箇所のことをいい、この箇所を刺激することで自律神経のバランスを整えることができます。
脇の下にある大包とよばれるツボは、体の反射を利用して上半身の汗を止める効果があるとされています。おしろいで顔を白く化粧した舞妓さんもこのツボを帯で圧迫することで顔に汗をかくことを防いでいるなど、昔から効果があると伝えられてきました。
血管やリンパ節も関係しているの?
辛い物を食べて鼻の頭汗をかいてしまったときに効果的なのが、冷たいおしぼりなどで首の後ろや首筋を冷やすことです。首筋には太い血管が通っており、この血管を冷やすことで顔や鼻にかく汗を抑えることができます。
また、首の後ろにあるリンパ節や、脇の下や鎖骨の下、ひざ裏や太ももの付け根にあるリンパ節を冷やすことで、体中をめぐっているリンパ液が冷やされて体温が下げられるため、効果的に汗を抑えることができます。