どうして顔だけ汗かくの?!困った汗の原因と抑える方法とは?
暑くもなく運動をしているわけでもないのに、顔から汗が出る人がいます。このような状態だとハンカチが手放せず、メイクなども崩れてしまい困っているということも考えられます。隠すこともできないため悩みになってしまうという場合、しっかり対処法を身につけることが大切です。
顔汗が出る理由
体が健康な場合、体温を調節するために全身から汗が出るのは普通です。
しかし顔ばかり出てくるというときに考えられるのは運動不足です。
上がり過ぎた体温を調節するために全身から出てくる物ですが、実際に活動している汗腺は全体の半分程度だとされています。しかし、運動不足になると熱を発生する機会が極端に少なくなり分泌することが少なくなるため、心臓から離れている下半身や腕などの機能が低下してしまい休眠状態になります。
そのため体温を調節するときには動きの多い顔などから良く出てくるようになってしまうのです。
抑えるための対処法
すぐに抑えるための対処法としては、皮膚圧反射を利用することがおすすめです。強めに腕組みをしたり、胸から5センチ上あたりの上のところをキツく縛って圧迫することなどで抑えることができます。
体に負担をかけたくないという場合には、太い血管を冷やすことで体温を下げることも有効です。首の後ろにある太い血管を保冷剤や冷たいペットボトル、濡れたハンカチなどで冷やすことが効果的です。
また、制汗剤を利用するのもおすすめです。ワキやボディ用のものは刺激が強すぎるため顔専用のものを選んで外出する時だけ利用するなどの使い方をするようにします。
緊張や興奮したときにも出るため、なるべくリラックスをすることも重要です。
ゆっくり深呼吸をして気持ちを落ち着けるなどで交感神経を活性化させないことが良いとされています。
注意点について
暑い時や運動をしたとき、緊張した時など誰にでもおこる生理現象です。
しかし、多汗症などの交感神経が活発になり過ぎることで起こる症状や新陳代謝を活発化させる甲状腺ホルモンが過剰に分泌される甲状腺機能亢進症、自律神経のバランスが乱れることで起こる自律神経失調症、加齢に伴うことで卵巣機能が低下して女性ホルモンの分泌が低下すると自律神経のバランスの乱れに繋がる更年期障害、血糖値が高い状態が続くと末梢神経が障害される糖尿病などの病気が潜んでいる可能性もあります。
ほかの病気が潜んでいる可能性もあるため、悩んでいる場合には一度病院に相談することが大切です。