汗かきに対する対処法や、制汗の商品情報をお届けします。

足裏の多汗症の治療、最適な方法はどれ?料金や効果、リスクについて

手のひらや足裏に多汗症の症状があると、日常生活にさまざまな支障がでてしまいます。
蒸し暑いときや緊張したときなどには、誰でも汗をかきますが、暑いわけでも運動をした後でもないのに常に手足が汗ばんでいる状態は、手足の多汗症といえます。

足裏の多汗症治療とは

足裏の多汗症は、足蹠多汗症といい、足の裏に異常に汗をかいてしまう症状です。
靴の中は蒸れやすく、足に存在する細菌が皮脂汚れや汗に含まれる有機物を分解して、悪臭を発生させてしまいます。

この足蹠多汗症の人は、普通の人に比べて足の裏のエクリン腺が多いため、発汗しやすい体質といえます。
原因は、まだはっきりとわかっていませんが、自律神経の失調が原因ともいわれ、全身状態を整えてストレスとうまくつきまうことも大切です。

治療法

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病院での治療は、塩化アルミニウムを塗布することで、発汗を抑制することができます。
塩化アルミニウムは、制汗剤にも使用されている成分で、就寝前に塗布することで、気になる汗を抑えることができます。

また、足裏にボトックス注射をすることで、汗を抑えることもできます
ボトックスが効いている間は、運動や緊張、高温などの汗が出やすい状況下でも、汗を抑えることができ、汗を気にする必要がなくなります。

そのほかにも、神経から汗腺にアセチルコリンという伝達物質が大量に 放出されることで、症状が悪化してしまいますが、このアセチルコリンの放出を抑える抗コリン剤を服用することで、汗が減少し、多汗症の症状を緩和させることができます。

気になる料金とリスク

多汗症の治療方法として、食事や運動などでの体質改善やツボ押しの対策を行ってみることが大事ですが、それでも改善しない場合には、病院での治療が効果的です。病院でも、何科に行けばよいか迷った場合には、まず最初は皮膚科を受診するとよいでしょう。

ただ、糖尿病や甲状腺の病気、更年期障害などの持病があり、これらが原因の場合には、ないかを受診し、汗の原因になる疾患ではないかを診断してもらう必要があります。
もし、精神的なストレスが原因の場合には、心療内科を受診するという方法もあります。

軽度な症状の場合には、塩化アルミニウム制汗剤の塗布を行います。
費用は約5000円前後で、汗のでるところに1日1回塗布するだけで、汗が気にならなくなる効果があります。

ボトックス注射は1回の注射で半年ほどの効果があり、メスを使用せずに一時的に汗腺を麻痺させるだけなので、傷跡も残らず炎症などの心配もありません。
費用は、8万円ほどかかります。

このように、治療法や費用はさまざまですから、自分にあった方法を見つけることが大事です。

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